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2014年3月8日土曜日

Windowsでのプロンプト環境MinGW

今回はWindowsで利用できるプロンプト環境MinGW+MSYSをご紹介します。

■MinGWとは?(「みんじーだぶりゅー」と呼んでます)
Minimallest GNU for Windowsの略で、一言で言うとGNUのツール軍です。GNUとは、聞いたことがある方も多いとは思いますがUnix互換のフリーソフトウェアプロジェクト&ソフトウェア全体の名称です。このGNUプロジェクトで作成されたようなツールを、Windowsで利用できるパッケージとして提供しているわけです。

■MSYSとは?(「えむしす」と呼んでます)
minimal systemの略で、MinGWには無いユーティリティ系のコマンド(awk,tarとか)が入っています。MinGWだけだと利用できるコマンドが少ないので補完的に利用します。

・Windowsのコマンドプロンプトはへぼい&かっこ悪い
・Linuxのコマンドを利用して色々作業したい

等、Windowsを使っているエンジニアの方はよくある話だとおもいます。ので、MinGWをインストールして捗る環境を構築しましょう。

まずMinGWのホームページから、インストーラーをダウンロードします。
http://www.mingw.org/

mingw-get-setup.exeを実行すると、インストーラーがインストールされます。とりあえずbaseだけでよいでしょう。


mingw32-base
msys-base
にチェック。 Installation→Apply Changes
からインストール開始。

インストール完了後、C:\MinGW\msys\1.0\msys.batを叩いて起動してください。これで一応コマンドとか利用できるようになったのでOKなのですが、、、ターミナルソフトがへぼいですよね。Windows標準のコマンドプロンプトを利用しているからです。もちろん、このままでいいよ!コマンドプロンプトが好きだ!って人はいいですが私は嫌いなので、minttyという最高のターミナルソフトをダウンロードしましょう。 いま起動したコマンドプロンプトで、下記コマンドを叩くとインストールされます。
$ cd /c/MinGW/bin
$ mingw-get update
$ mingw-get install mintty
C:\MinGW\msys\1.0\bin\mintty.exe がダウンロードされているはず。早速起動、の前にminttyはデフォルトは/bin/shで起動しているので、起動オプションに"-"をつけて、ログインシェルを読み込むよう指定しておきます。さっきインストールしたmintty.exeのショートカットを適当な場所に作成し、ショートカットのプロパティから「リンク先」を下記のようにしておいてショートカットから起動します。
C:\MinGW\msys\1.0\bin\mintty.exe - 

ちなみに、読み込まれるログインシェルは
/etc/profile
になります。

○minttyの設定
Optinos→Looks
Transparency : High
とすると透明になってかっこいい!glassはちょっとやりすぎかな。。。
Optinos→Mouse
Right click action : High

とすると右クリックで貼り付け可となる。メモに書いていたコマンド等を貼り付けたりするときに非常に便利ですね。

○フォントの変更
フォントはお好みで。私は"Courier New"で9ptにしました。

○vimのインストール
$ mingw-get install msys-vim

○aliasの設定
これは好みですが、私は下記のように設定しています。
alias ls='ls --color=auto --show-control-chars'
alias ll='ls -l'
alias vi='vim'

個別のログインシェルとして、/home/.profileを作成しその中に記載しています。

○プロンプト表示変更
デフォルトのログインシェルの場合、何故か2行になっています。なんで2行やねん。ログインシェルの設定箇所を見ると、下記のようになっています。
export PS1='\[\033]0;$MSYSTEM:\w\007
          \033[32m\]\u@\h \[\033[33m\w\033[0m\]
          $ '
なので、さっき作った.profileに環境変数"PS1"を別途指定してやります。
export PS1='\t $ '

すごくシンプルに時間だけw

















これで完成!捗ります!